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給与アップは望めるの?

民間資格である認定介護福祉士は、介護福祉士のような国家資格ではないため、人によっては少し劣った資格に感じるかもしれません。しかし、実際には介護福祉士よりも上に位置する資格であり、取得しておくメリットはあります。

ただし、給与面に関しては少し注意が必要です。本来であれば資格を保有していると給与にも反映されるものですが、認定介護福祉士に関しては、給与が必ずしも上がるという情報がありません。これは、資格の認定が2015年に始まった比較的新しいということ、まだまだ取得している方が少ないということに原因があります。あくまでデータという部分にはなりますが、ほとんどの場合は介護福祉士よりも極端に給与が高いということはなさそうです。実際にはこれからの介護の現場に必要な資格ではありますが、待遇面ではそこまで期待できないと考えたほうが良いかもしれません。

それでも、認定介護福祉士を保有している場合には、簡単に自分の経験を示せます。そのため、転職したい場合には、自分の実績として提示できるだけではなく、入社してからも管理職になれる可能性が高くなります。管理職であれば手当などもあり、資格による給与の向上は期待できなくても、実際は待遇面が良くなる可能性が十分にあるでしょう。

認定介護福祉士を取得したから給与が高くなるということではなく、実際にはスキルアップや社内での評価が高くなるなど、給与面だけではないメリットが多くあります。それでも、資格の取得には費用が発生したり研修の受講が必要になるなど、手間がかかる部分も少なくありません。