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必要な条件や資格取得までの道のり

少子高齢化が進んでいることで、介護は日本にとって重要な職種になっています。中でも注目されているのは、2015年に認定を開始した認定介護福祉士でしょう。いままでの介護福祉士はあくまで現場で介護を行いますが、認定介護福祉士はさらに上に位置します。認定介護福祉士は国家資格ではなく民間資格のため、取得には「一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構」の研修を受講する必要があります。

また、受講するためには、いくつかの条件を満たしていなくてはいけません。「介護福祉士を保有している」「介護福祉士取得後の実務経験が5年以上ある」「介護職員を対象とした現任研修を100時間以上受けている「研修期間団体の課すレポートの提出または試験を受ける」、最低でも上記の条件を満たすことが必要です。

そもそも介護職に就いていない、または介護福祉士を取得していない方は受講できません。この場合は先に介護福祉士を取得する必要があり、さらに実務経験を積む必要があります。このように、これから介護職に就こうと考えている方が就職を有利に進めるために取得する資格ではなく、あくまで現役で介護士をしており、これから先のキャリア形成のための資格と言えます。

また、受講の条件を満たしているからといって、即認定されるわけではなく、取得まではそれなりの時間がかかります。研修時間は600時間ほどがカリキュラムで分かれているため、取得までは一年半ほど必要です。実施団体や福祉士会の会員かどうかで異なりますが、受講費用が60万円ほど必要なため、取得しやすい資格とは言えないかもしれません。