介護職の中ではホームヘルパーという資格が有名でしたが、2013年に廃止されました。現在の介護職で主流となっている資格は介護福祉士です。さらに、認定介護福祉士は介護職全体で最も上位の資格であり、現場で介護を行うだけではなく、介護福祉士の教育や施設全体のサービス向上など、全体的な指導を行う立場にあります。
介護福祉士のような国家資格ではなく、「一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構」が設定している民間資格ですが、介護福祉士を取得した後のキャリア形成として注目されています。また、介護職は介護のみで成立しているわけではありません。利用者や利用者の家族、他の職種とも連携が必要です。認定介護福祉士は介護だけが仕事ではなく、いままでは目を向けなかったことにも関わり、他部署や他職種とも連携することで、地域の介護力を向上させていくことが求められると言えるでしょう。
他にも、介護福祉士の資格を取得してからのキャリアアップがなく目標が曖昧だった方も、認定介護福祉士を目指すことで新たな道がひらけます。取得した後は同じ職場で管理職を目指すだけではなく、転職して新たなキャリアを形成していくことも可能です。マネジメントスキルも身につける必要があることから、別業種に転職したとしても価値のある資格かもしれません。
認定介護福祉士の資格を取得するためには、介護福祉士の資格を取得しておくことや実務経験など、さまざまな条件がありますが、これから介護の業界を続けるのであれば、持っていて損のない資格と言えるでしょう。資格の活かし方については、「【認定介護福祉士】活用ガイド」がわかりやすかったので記載しておきます。